僕の昔の間違った高音開発をお伝えします。
2022/01/19
こんにちは、あかさです。
僕が2年前に歌っていたDIR EN GREYさんの「LOTUS」が残ってましたので、このブログだけで公開しますね。
間違った高音開発。
あかさの2年前の「LOTUS」
お恥ずかしいほどに聴きづらく、フラットしております。ものすごく力みまくっていたんですねー笑
ボリュームはおそらく当時の方が出ていたと思いますが、地声を張り上げてばかりでしたので、喉の負担も大きく、声が枯れはしなかったものの、次の日は絶対に同じコンディションでは歌えなかったです。
「こんなんじゃ2デイズももたない・・・」と訳の分からない絶望したのを覚えていますwwww
それもこれも、僕は独学で高い声を出す練習をしていたおかげで、
おそらく間違った練習をしていたからだと思います。
その間違った練習で手に入れた高音は、間違いだらけで使い物になりませんでした。
そのくせ「俺は高い声が出せる」という変なプライドのようなものもできてしまい、本当に上手に歌を歌う人に対して妬むようになったり、
「俺だってコンディションが良ければこれぐらい歌えるはず・・・」とか意味の分からない自信を持ったりして大変でした!
ですので、今回はこれから「高い声で歌えるようになりたい」「高音が出せるようになりたい」と思っている方に、
この道は避けて通ってほしい、反面教師にしてほしいという思いを込めて、僕が今まで取り組んで来た中で、おそらく間違えていたであろう高音開発をお伝えします!
特に、
・力ずくで高音開発した人
・高音を出すにつれ声量が上がる人
・張り上げないと高音が出ない人
こんな方には是非見ていただきたいです!!それではいきます!
まずは僕のスペックとプロセスから。
ちなみに僕は当時、BUMP OF CHICKENもまともに歌えませんでした(音域的なお話で、クオリティは度外視してます)。
そこから
ポルノグラフィティ「デッサン#1」C5(hiC)
↓
L’Arc-en-Ciel「New World」C5#(hiC#)
↓
L’Arc-en-Ciel「NEO UNIVERSE」最後の裏声がF5#(hiF#)
↓
X JAPAN「紅」D5#(hiD#)「X」E5(hiE)
↓
DIR EN GREY「THE PLEDGE」F5#(hiF#)
↓
LOST HORIZON「Sworn In The Metal Wind」A5(hihiA)※冒頭のシャウトの最高音
という風な感じで徐々に開発していきました。それで歌えるようになったのが、先ほどの「LOTUS」ですwwww
さて、では高音開発をしていたのか。これはみなさんもあると思うのですが…。
風呂で浴槽に顔をぶち込んで血管切れそうになりながらひたすら声を出す
もうね、最悪の開発方法です。
僕はこの練習方法でA5まで開発しました。
LOST HORIZONというバンドの「Sworn In The Metal Wind」という曲の冒頭のシャウトがあまりにもカッコ良過ぎて・・・。
このA5を出せるようになるまでにおそらく1年かかりました。
1年間ずっと、浴槽で死にそうになりながら声を出していたわけです。
お湯に顔をぶち込んでいるため、ある程度お湯の中でボリュームが軽減されているかと思いきや、親からも「うるさい!!」などと何度も怒られました・・・orz。
ホント、間違っている上に恥ずかしいという、いいことなしでした笑
これによりA5までは出せるようになりましたが、今度はそれを安定させるために、以下の練習をしました。
カラオケでとにかく歌いまくる
一人カラオケに行き、上記の曲を歌いまくる・・・というなんとも鬼畜な開発方法。人間の適応能力の無駄遣いと言っても過言ではないでしょう。とにかく「いずれ慣れる」と思いただひたすらに歌っていました。
当然高音が続く曲になれば酸欠覚悟で顔を真っ赤にしてました。3時間もすればヘトヘト・・・声はガラガラ、本当に危険なことをやっていたものです。
当時の僕は、高校の時にやっていた部活動で知った「超回復」という筋力強化のサイクルを利用していたつもりでしたが、
そもそもの発声方法が間違っているので効果はありませんでした。
そんなことを半年ほど続けた頃に、人生初のバンドを組む事になりました。高音を褒められ、崇められ、僕はもう完全に有頂天でした。
それから、ほとんど上達しないまま1年半ほど過ごします。バンドも解散したものの、その間ボイトレに行ったり、カラオケにはほぼ毎日のように通いました。
その時の音声が上の「LOTUS」です。
そしてその後大きな転機を迎える事になるわけですが、今回は「間違った高音開発」の方法だけをお伝えして、おいとましようと思います。
とにかく、力づくの高音開発は本当にメリットありません!中には声帯の大きさ、厚さ等がうまくバランス取れて、上記のような発声でも、高音曲を難なく歌える人もいるかと思いますが、
なんと言っても
歌はそんなに力みながら、血管切れそうになりながら歌うものではない。
ということだけは確かです。少なくとも、プロの方の歌は、僕があんなにフラットしながら、必至になって歌う姿とは異なります。
高音は頑張って出すものではありません。
高音を発声する際、どうしても声量がないと出なかったり、張り上げているせいで喉の負担が大きいと思っている方は、今一度練習方法を見直してみてください。
それでは、僕と同じ道を歩む人が一人でもいなくなりますように!!
では!!