Alexandrosの川上洋平さんは正社員で働きながらプロになったって事を教えておく
2022/01/19
Alexandrosといえば、「ワタリドリ」で一躍ブレイクして今や大人気のバンドですが、このAlexandrosの皆さんは、実は「正社員で働きながらプロのアーティストになったバンド」だってご存知ですか?
今回はそのことについてお話していきますね!
もくじ
プロになるには仕事や学校を辞めるべきか論争
自分の子供が学校や仕事を辞めて、youtuberや歌手、芸人になりたいと言ったら?
以前お悩み相談を受けて上記のように回答したのですが、実際「プロになるなら仕事や学校を辞めて、プロになることに集中するべき」という意見の人って今もたくさんいるんですよね。
芸人さんとかでもバイト生活で極貧生活を送りながら、ブレイクを夢見て必死にネタづくりをしたりしている方もいらっしゃいますし、バンドマンの中にも「バイトで稼いだお金は全部バンド活動に充てる」という人も結構います。
そんな中、Alexandrosさんはこの論争に非常に説得力のある一石を投じてくれたと個人的に思っています。
実際に川上洋平さんがブログで言及している
こちらの記事で、Alexandrosの川上洋平さんが実際に自分たちの話をされていますので、引用します。
あのままサラリーマンを続けていれば
自分はおそらくある程度安定した収入を貰って安定した生活を送る事が出来たと思う。
でもやはりバンドを続けたかった。
そもそも正社員を選んだのはバンドを続ける、
デビューを目指し続ける為だったからだしね。
だから「よくバンドの為に会社員を辞める決意がつきましたね」
と言われるけど、元々デビューが決まればすぐ辞めるつもりで入ったのだ。
会社には申し訳ない事はしてしまったけどね。
「正社員で働く」ということは、「夢を追う」人にとっては「夢を諦めた」とか、「甘え」だとかと言われがちなのですが、むしろ川上さんは「さらに夢を追うために利用する」という考えに至ったようですね。
理想としては大学在学中にデビューしたかったのだが、
その願いは叶う事は無かった。
なのでその時にメンバー全員で会議をする。「正社員として暮らしながらデビューを目指すか?
それともフリーターとしてデビューを目指すか?」バンドをやってデビュー出来ないと大抵はこの問題にぶつかる。
バンドマンをやっている人は何となくわかるはずだ。やはりどちらを選択してもメリットデメリットは生じる。
フリーターであれば時間の融通は効くが、
給料や保険等は安定しているとは言い難い。
正社員はある程度安定はしているけど、時間の拘束はかなり厳しい。結果的にうちらは正社員を選んだ。
理由としてはいつデビュー出来るかわからないからだ。
正社員はやはり給料面でかなり優遇されるから
長期戦としてはかなり有利である。
確かに時間の拘束は厳しいが、
そこは余暇の時間を削れば何とかいけるだろう。
という事でそちらを選んだ。他のバンドマンから「保険かけ過ぎだ」「甘ちゃんだ」
やらなんやら批判もされたけど、そんな事は知ったこっちゃなかった。
50歳になってもデモテープ送れるか?と
メンバーに聞いた時全員が「出来る」と答えたので
うちらにはそっちの方が合ってると思ったのだ。
やっぱりAlexandrosさんも他のバンドマンに正社員で働きながらプロを目指すというやり方に対して批判されていたんですね。でもメンバー全員が50歳になってもデビューを目指し続けることができると意見が合致していたというのも素晴らしいですよね。
実は僕も「正社員で働きながらデビューを目指す」に賛成
僕も実は正社員で働きながらデビューを目指した方がいいと思っています。特にバンドマンは楽器や機材、場合によってはPCなど、とにかくお金がかかるもの。
そのためには資金源は安定していた方がいいでしょうし、時給換算のアルバイトでは収入を得るために結局たくさんシフトに入らないといけなかったり、掛け持ちをしなければならないため、アルバイトのメリットである「時間に都合がつけやすい」というメリットが活きなくなってきます。
そうなるとボーナスや同じ仕事をしていてもちょっとずつ昇給していく正社員の方が良いですし、土日休みになればライブをやるにも人を集めやすいと思います。まぁ土日休みで賞与や昇給がある職場を前提としていますが笑
以上の点が、僕が正社員で働きながらデビューを目指すことをおすすめする理由です。
才能をお金で買う
実際現在では、「良い機材」が結局クオリティに直結する部分もあったり、どうしても取得したい技術や知識を吸収するために本を購入したりレッスンを受けたりしようとすると、何かとお金がかかるものですが、「才能」というのもある程度「お金」で買えるというのも事実です。
結局社会人3年目でデビューしちゃったAlexandrosの皆さん。
とはいいつつも、Alexandrosの皆さんは正社員の生活にわずか3年で別れを告げ、見事メジャーデビューを果たします。
こうなると「元々才能がないと無理」ということになってしまうかもしれませんが、才能が無いからこそ、持久戦に持ち込み、長期間で計画を練る必要があると僕は思います。そしてぜひ「デビューするなら正社員の方が良いと思う」と言ってほしいです笑
そんなこんなで、今回は「バンドマンが正社員で働きながらデビューを目指すなんて甘い」という考えに対して「ちょっと待って」をかける話題でした。
今まさにこのことで悩んでいる人は、このAlexandrosさんのケースをみて、今一度考え直してほしいと思います。それでは!