【ネタバレ注意!】ダーリン・イン・ザ・フランキスを最終回まで見た感想いうよ!
「ダーリン・イン・ザ・フランキス」というアニメを見ていたのですが、この度全部見終わったので、総合的な感想を書いていこうと思います!
もくじ
総合的にはそれなりに楽しめました。
元々なんだか「重大発表があるらしい」ということで、わざわざグレンラガンの再放送を録画していたのですが、その重大発表がBlu-rayのBOX発売とこの「ダーリン・イン・ザ・フランキス」の発表だったので、最初はグレンラガンとはほぼ無関係の発表で怒りました。ええ、怒りましたとも。
ハラワタなんぞ煮えくり返って煮汁も出ないほどでちょっと騙されたなーと思いつつも、GINAX時代とはいえ「グレンラガン」はめちゃくちゃハマったし、「キルラキル」も面白かったし、面白くなかったら見なくなると思うので、一応録画して見始めることにしました。
結果的にはそれなりに楽しめはしましたが、グランラガンのように熱中することはありませんでした。
僕はこういう練られた設定や考察とかが飛び交う玄人向けなアニメより、単純明快なストーリーの方が好きなんだと気づきました笑
序盤から強調されすぎた「性」に対する嫌悪感
個人的に、このアニメは序盤からかなり飛ばし気味に「性」が強調されすぎており、そこに少なからず嫌悪感を覚えました。
男性パイロットが「ステイメン(雄しべ)」、女性パイロットが「ピスティル(雌しべ)」と呼称されていたり、制服がXY染色体をモチーフにしているようなデザインだったり。世界観というか、設定の時点でかなり性が強調されているなと感じました。
またロボットの操作方法でも男女が「コネクト」すると言った表現を用いたり、女性が四つん這いだったり、「乗る」だの「下手くそ」だの言わせてみたり、アングルにも悪意があったりして…。
それが僕が大人になったから考えすぎなのか、らんま1/2やドラゴンボールのブルマがぽろりするような、少年少女が照れながらもキャッキャするというよりは、大人が考えたウェットな「エロ」さが垣間見えて少し萎えました笑
でもゼロツーが池から魚を加えて飛び出してくるシーンはすごく良かったです←
このシーンの乳揺れなんかまさに劇場版グレンラガンのヨーコのよう…笑
ロボットも絶望的にかっこ悪かった。
ロボットアニメであれば個人的にはロボットのかっこよさも見どころの一つなのですが、まるで「人間のような目」をしているところが昔流行った「ビーダマン」にしか見えなくて絶望しました笑
「シドニアの騎士」の「つむぎ」は、ロボットでもしっかりと可愛かったので、ロボットの目が「生きたような目」というがまた良くないのかなーとも思っていたのですが、それがないとゼロツーの「花嫁」への耐性がつかないのかもしれないと思うと悩ましいですけどね笑
4話で爆発したゼロツーの可愛さ
ちょっと惰性でしか見てないような感じになってきた第4話で、ゼロツーの可愛さが大爆発しましたね。
上記画像はそう、「ダーリン、あたしに乗りたいんだ?」のシーンです。
ここのゼロツーの中の人(戸松遥さん)の演技が本当に素晴らしかったですね!嬉しさと照れ隠しで相手をからかうゼロツーの声がたまらなく良かったです。
ロボット戦に関しても、ようやく「人間のような目」が活かされた描写もあって良かったです。
ゾロメとミクに助けられた。
思春期を迎えた13部隊のメンバーが思春期を迎え、ミツル事件(NTRから妊娠、結婚式)やイチゴとヒロとゴローの三角関係、ナインズの登場とイクノのカミングアウトなど、だんだんと人間関係でドロドロしてきて、話のテンポも悪くなる中、ゾロメとミクの描写は非常に清涼感がありました。
「無邪気な少年」のイメージそのままのゾロメとミクに関しては上記のドロドロした人間関係とは無縁で、上記のような重いシーンでもこの二人のやりとりを見るとなんだか微笑ましくなりました。これは意図的にそう描かれたのかなーとも感じますね。
「思春期」や「異性に対する意識」といった内容はストーリーや設定的に避けて通ることはできなかったと思うのですが、やけに重い感じになっちゃったのでちょっと胃もたれを起こしそうになったのを、ゾロメとミクに助けられたので、非常にありがたかったです。
「性(せい)」から「性(さが)」へ。
思春期、反抗期を経て、後半では次第に13部隊のコドモ達は段々と自我に目覚め、自分たちがどう生きるかということを考えるようになります。
「自分の生きたいように生きていきたい。」これは普通の人間でいう「自立」であるわけですが、その思想や行為はこの世界では「パパ」に背く行為とみなされるので、結果的とはいえそういう思いが芽生えた13部隊のみんなは、「パパ」に反抗する形になりました。
この部分はこれまでの話の中で、「13部隊が他の部隊とは明らかに違う」ことを散々見せられてきたことがかなり活きており、彼らはなるべくして「パパ」に抗う運命だったことが分かります。
ここに来て嫌というほど意識させられた「性(せい)」という要素が、まさか彼らが生まれ持った性(さが)を語る上で欠かせないものであったとは、ちょっとびっくりかつ見事な構成だと思いました。
当然のように宇宙戦、そして敵との共闘
ラストはロボットアニメお決まり(?)の宇宙戦、フランクスも宇宙仕様になり、ヒロはゼロツーの元に行くまでナインズのアルファと共に宇宙を駆けます。
ナインズは敵という立ち位置というほど悪役でもなかったという印象でしたが、対立していた相手と共に同じロボットに乗る展開はグレンラガンのヴィラルとシモンのようで滾りました笑
ダーリンインザフランキスはロボット戦闘に関しては一辺倒だったので、熱さや白熱するバトルはなかったですが、自身がゼロツーのクローンであることや、役に立たないと分かってからの潔さ(自爆)は、「ナインズとしての性(さが)」というものを受け入れているように感じました。
思春期の13部隊に一石を投じた程度の活躍でしたが、良い散り様であったと思います。
花嫁姿のゼロツー
「花嫁」こと真アパスに関してはネットでも賛否ありますが、叫竜の姫が本来の姿とは違う形になっていることを言っていたことから、博士が手を加えて「アパス」にしたことは明白であり、ゼロツーにとっての育ての親である博士が用意したウェディングドレスということであれば、この姿のゼロツーもアリかなーと思います。
最終回の感想
最後はかなり駆け足で進んだ印象でした。
ヒロとゼロツーはvirmの母星にてキングキタンギガドリルブレイクを決めたことで星は砕け散りましたね。爆弾ブーケトスは見事成功したわけです。ここもかなりグレンラガンを踏襲していて、ロボットの中にロボットがいるのは良かったです笑
ココロとミツルが未成年の姿で「パパ」と「ママ」と呼びあうのはちょっとSAOのキリトとアスナとユイのようにちょっとママゴト感があった気がしました笑
ゴローの声が最後の最後で梅原さんじゃなかったのもちょっと残念でしたね!せっかくのイチゴとのキスシーンがあったのに!でもゴローとイチゴも報われてよかった…。
他のみんなも「収まるところに収まった」といった感じでしたし、ヒロとゼロツーも最終的にまた巡り合うような描写があり、バッドエンドではないですが、あの時間経過ではイチゴやゴローたちはどうなっていることやら…。できればみんなで再会してほしかった…。
報われたナナとハチ。
ナナとハチは中の人がグレンラガンの「ヨーコとカミナ」なので、グレンラガンでは一緒になれなかった分、この二人がこれからも一緒に生きていくことになりとても嬉しいです!作品は違いますが、これでようやく報われたなーと思いました。さすがTRIGGER、分かってらっしゃる!
OP EDは本当に良かった。
「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のOP、EDは本当に良かったです。EDの日常に溶け込む13部隊の女の子たちはすごく良かったですし、HYDEさんの楽曲「KISS OF DEATH」もアニメの世界観にマッチしていたと思います。
余談ですが、DAMチャンネルで中島美嘉さんが、この曲についての制作秘話として「HYDEさん本人が仮歌を入れていて、それがめちゃくちゃカッコイイ」ということを言っていたのが印象的で、めちゃくちゃ聞いてみたいと思いました笑
なんだかんだでTRIGGERの次回作も期待ですね!
冒頭では「それなりに楽しめた」と低めに評価してしまった感じですが、アニメとしての平均点は超えていると思います!なのでなんだかんだでTRIGGERの次回作にも期待してしまいますね笑
かなり急ぎ足で投稿してしまったのですが、とりあえず今回はここまで!また時間ができた時にでも加筆できればと思います!それでは!!