「ありがとう」と子供が言わないのは、親が言っていない説
2018/05/23
言ったかどうか定かではありませんが、僕は現在お客様と接する機会の多い業務に従事しておりまして、
ムカつく客やクレーマーを減らすために、接客業を義務教育化するべきだと思う。
このブログでもマナーの悪いお客様について記事を書いたこともあるんですが、今回もその一環として
「ありがとう」と子供が言わないのは、親が言っていないから
ということについてお話していきます!
今回も僕の独断と偏見が多分に含まれており、不快な思いをされる場合もありますのでお気をつけください!それでは行きます!
レジでよく見る子連れの親子のお客様の行動
レジでお客様の対応をしているとよく見るのですが、親が子供に対して「ほら、ありがとうは?」と言って子供にお礼を言うよう促すことがあります。
子供「これシール(貼って)!!」
店員「シールですね。はいどーぞ」
親「ほら、ありがとうは?」
みたいなやり取りです。
この場合大体のお子さんはありがとうと店員に対して言うことがないように感じます。あってもしぶしぶ、もしくは照れくさそうに言ったりします。
そして本当によくあるのが、その後そのお子さんの親御さんが店員がしてくれたことに対して「ありがとうございました」とか「すみません」といったお礼を言うことがないということです。
自分の子供にお礼を促す親に限って、自分は店員に何も言わずに去っていく場合が本当によくあるのです。店員が「ありがとうございました!」と言ったあとでも、何事もなかったかのようにスーッとその場を去っていくのです。
やっぱり子は親をみて育つんだなーということを痛感する瞬間です。普段から家庭でも「ありがとう」という習慣がないということが分かってしまいますよね。
人にお礼を言わないような親が子供に何を教えられるというのか
以前
こちらの記事でもちらっと書いたのですが、店員の最大のサービスを引き出すには、店員に対しても最低限の礼節をもって接することだと思います。
それは対等な人間同士の場合も一緒で、他人が自分に対して最大限の礼節を尽くすときは、自分がその人に対して最大限の礼節を尽くしたときだと僕は考えます。
それは今後の人生においてもとても大事なことだと思うのですが、そういうことを自分から率先して体現し、それを自分の子供に教えないような親が、他に何を教えられるというのでしょうか。
山本五十六の名言
有名な太平洋戦争の真珠湾攻撃を立案、実行した軍人の山本五十六さんをご存知でしょうか。
調べたらたまたま新潟出身だったのですが、この山本五十六さんは人を育てるための名言を数多く残されており、その中の一つに非常に感銘をうけたので、紹介します。
やってみせ、言って聞かせて、 させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、 任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、 信頼せねば、人は実らず。
この名言は人材育成のみならず、子供の教育にも同じことが言えると思います。自分がやってもいないことを子供に強要したところで、子供ができないのは当たり前ですよね。
親になるということは、教え育てること。
親になるということは、ただ家族が増えると言うだけではなく、子供に社会のルールを教え育てる責任を負うことでもあります。
そのためにはまず自分がやってみて、子供に見せるということが大事になってきますし、それが疎かになってしまえば、子供も学ぶ機会を逃したまま成長していきます。
挨拶や礼節を尽くすことは人として最低限の行為でありながら、様々な場面で最大限のサービスを得るためのきっかけにもなり得ます。
自分の一挙手一投足が子供にとっての教育になるということを、これから親になる人には意識していただきたいなと思います。
そういう人間関係を垣間見て、「自分はこうならないようにしないとな」と反面教師にできることも、最近接客業の魅力だなーと思うようになりました、え?歪んでる?
愚痴っぽくなってしまいましたが、今回はこれにて失礼します!では!