【DIY】ポリカーボネートで自作した2重窓の断熱・防露・防音性能がヤバイ。
2022/01/19
さて、冬も本番ですね。
わたくし、最近引っ越したのですが、この家
結露がヤベェ。
レール上部には今にもこぼれ落ちそうな雫が常にたわわに実り、換気がてら扉を開けるときは、まるで水たまりの中を車が走るように「シャババババ…!」と音がなります。
窓のサッシ部分に接している木材の部分は「毎年こうですから…」と諦めたような黒ずみが。
↑これ、ヤバない?笑
とりあえず写真のようにプチプチを窓に貼り付けてみたものの、窓以外のサッシ部分についた水滴はどうすることもできず…
雫が下のレール落ちる音を聞くたびに「これはどげんかせんといかん…!」という思いに駆られ、ついに
ポリカーボネート材を使って2重窓を作ることにしました!
ただ、
参考:ツインカーボを使って、断熱内窓を作ってみませんか?(旧ブログ 「桜井材木」の建築日記)
上記のリンク等を参考にしても、レールがプラスチック製のもので、今回取り付ける僕のウチの窓枠がある部屋が和室に設置するにはミスマッチな感じがして、どうしても木材で作りたかったので、今回は僕なりに木材の枠を使った2重窓の作り方をメモ代わりに述べていきますね!
とはいえDIY初めてのわたくしが本格的なことをできるわけもないですが、思ったより上手にできたので、皆さんのお役に立てれば幸いです、それでは、いきますよっ!
用意したもの
まずは用意したものを載せていきますね。
木材
まずは木材です。上記のはすでにある窓枠(さきほどの黒ずんだ窓枠)の中に敷く上下レールです。
あらかじめホームセンターで溝をつけてもらい、寸法も幅、厚さ共に窓枠内にぴったり収まるサイズにしてもらいました。
このプレカット代で800円ほどで、木材は1本1000円くらいでした。
上記の「ハモニカーボ」の厚さが3ミリ幅だったので、溝の幅は4ミリにしてあり、溝の深さは下レール用が5ミリ、上レール用に1cm付けてもらいました。それぞれの溝の左右の幅は全て9ミリで統一してあります。
レール用木材の溝の幅に関しては5mmくらいとってもよかったかもしれません。
ポリカーボネートの厚さに2mm〜3mm足した値の溝をつけてもいいと思います。(理由は後述します。)
こちらの木材は縦の窓枠に使用する木材です。
幅は24mmで、厚さが8mmのものを購入しました。
ポリカーボネートだけをレールにはめただけの状態では、やはりたわみが生じてしまうため、擬似的な窓枠と補強も兼ねています。
溝と溝の間にぴったり収まる厚さにしてあり、取っ手としての役割もあります。
この木材が1本380円ぐらいでした。
ポリカーボネート
次にポリカーボネートです。
僕は「ハモニカーボ」というポリカーボネートを購入しました。
縦1820mm×幅910mmのもので、値段は1620円ほどでした。
もっと安い「プラスチックダンボール(通称プラダン)」というものもありましたが、透明なものがなかったで断念。
ホントは「ツインカーボ」というポリカーボネートが欲しかったのですが、僕が行ったホームセンターでは2000mmしかなく、別途発注していただかなければならなかったのでこちらも断念。
とはいえ断熱性や耐久性的にこれで良かったとおもいます。ツインカーボより1000円ぐらい安いですし。
今回取り付ける窓の寸法が幅1680mm×高さ1210mmだったので、幅を重ねる部分も含め850mmにし、高さをレール用木材(上下合わせて48mm)から溝の分の高さを引いた値(上下合わせて15mm)である33mmと、7m余裕をとって、1170mmにしました。
計算する時の式としては
高さー(上下を合わせたレール用木材の高さー上下を合わせた溝の深さ)で計算して、あとは5mmくらい、何かあった時のための予備の値を引けばちょうどいいと思います。
というわけでこれもホームセンターの方に幅850mm×高さ1170mmの寸法でカットしてもらったものを2枚購入しました。
両面テープ
窓枠に木材を固定する目的と、さきほどの薄い木材を縦に貼り付ける目的で両面テープを購入しました。
ホームセンターでは色々種類がありすぎて困ったので、
参考:ツインカーボを使って、断熱内窓を作ってみませんか?(旧ブログ 「桜井材木」の建築日記)
こちらを参考に同じものをネットでポチりました。
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これで道具は揃いましたので、さっそく取り付けていきます!
取り付け
これが既存の窓枠の中に新しく木材を敷いた時の写真です。
元々の木材の幅が35mmだったので、レール用木材の幅も35mmにしたんですが、見事なまでにぴったりでした!
あと残念なお知らせとしましては、この前に試しに両面テープを付けてさっと剥がしてみたところ、ちょっと元々の枠の木材が剥がれてしまったので、両面テープの使用はナシになりました笑
僕のように賃貸物件を借りている人は現状復帰しやすいように作ることも大事ですねー…。
でも寸法通り木材をカットしてありましたので、両面テープなしでも、上下レール共にぴったりとはまり、ずれ落ちることもなかったので結果オーライ!
あとはポリカーボネートをはめるだけの簡単作業です笑
というわけで完成したのがこちら!
3分クッキングなみのワープをしたと思われるかもしれませんが、縦の補強用の木材をあらかじめ両面テープで取り付けておけば、あとは本当にはめるだけなんです笑
本当はポリカーボネートの上下にアルミテープ等を貼った方が、滑りが良くなり、ポリカーボネートの空洞内にゴミが入らないのでよかったのですが、今回レールの幅をギリギリにとりすぎていたせいで、レールにはめたらポリカーボネートが動かないという事態が発生したので、剥がしました…。
これから作る人は溝を少し広めにとって、アルミテープを貼ってもいいかもしません!
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あんまり幅広のものを使うと、レールの中からアルミテープが飛び出してしまうと思うので、なるべく幅の狭いものを使うといいと思います!
今回は結果的に両面テープが使えなかったので、どのみちプラスチックのレールに両面テープを貼って使用することができませんでしたが、やはりプラスチックより木材の方がいいですね!
薄い方の補強兼窓枠兼取っ手用木材は本当に両面テープでポリカーボネートに直接つけただけです。
しかし見事なまでにジャスティファイ!!
ただ奥の9mmの幅を持て余した感じがしたので、次に作る時は溝と溝の間の間隔をもう少し開けて、厚めの木材で補強できるようにしようと思いました。
あと、補強用の縦の木材は、レールの木材に当たらないように、少し間を開けた寸法にしてあります。
さっそく驚きの断熱性
このポリカーボネート2重窓を取り付けた瞬間から、窓からの冷気が完全にシャットアウトされました!びっくり!
予想以上の効果です!暖房の効きもすごく良くなりましたし、暖房を切ってからの温度の下がり方も、体感ではありますが緩やかになった印象を受けました。
あとはすでにバシャバシャに結露した窓を拭いて、結露の経過を見たいと思います!
最後に
今回初めてDIYに挑戦しましたが、カットさえホームセンターの方にお願いすれば、あとは組み立てるだけなので、非常に簡単にできました。
費用も10000円いかないくらいで設置できたので、他の窓にもやっちゃおうかなーと思っております笑
結露が辛い、冬場窓からの冷気が寒くて眠れないという方!(僕がそうでした)
ぜひお試しください!
施工時に何かわからないことがあれば、お気軽にご連絡くださいね!
それでは!
追記(2017/01/18)
約1年経った現在でも難なく使えています!
なのでリビングの窓にも2重窓を作ろうと思ったのですが、僕が行くホームセンターでは、上記のような溝を付けてくれる人がいなくなってしまったようなので、市販の塩化ビニール(略して塩ビ)のレールを使った2重窓も作ってみました!
【DIY】ポリカーボネートで作った2重窓で室温が5度上がった件
こちらであれば、「溝付けてくれる場所&器具がない」という方でも作れると思いますので、よろしければ御覧ください!