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歌における感情表現について。

      2018/01/08

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感情表現

これ難しいですよねー。ただこの「表現力」というものを養うことで、また一つ成長できるものだと思います。
今回は僕なりの感情表現ということではなく、僕が「感情表現」というものに対して思っていることや、なんとなく僕の中で漠然としたものをまとめるメモ的な感じのことを述べていきます。

 

表現力とは、感情表現の振り幅の大きさ

著名な歌手の方の中にも、感情が伝わってくる人、伝わってこない人がいらっしゃると思います。
僕は、感情表現とは「振り幅の大きさ」だと思っています。

喜怒哀楽を行き来できる距離の長さが、感情表現に繋がるわけですな。

なんだか当たり前のことを言っていますが、こうして言葉にしておくことで、具体的にイメージしやすくしておきます、僕的に笑

基本的な感情

感情表現は「振り幅の大きさ」、感情と感情を行き来する距離の長さだと述べましたが、僕はその前に、歌う人にはそれぞれ、「基本的な感情」があると思います。

例えば、いきものがかりの吉岡聖恵さんは、普段とっても朗らかに、笑顔まじりでまっすぐ素直に歌っている印象を受けます。
「帰りたくなったよ」とか「ノスタルジア」と言ったいきものがかりの切ないバラードなんかを歌う際も、基本的にそういった朗らかさや、素直さを感じつつ、切なさや儚さを感じます。逆にアップテンポに盛り上がる曲は本当に元気いっぱいな感じを受けます。

そんな彼女の基本的な感情は「喜」や「楽」といったように、歌う人には普通に歌った時の、デフォルトの感情が存在すると思います。

そこから「怒」「哀」といった感情にどれだけ振れることができるか、というのが「感情表現」のパラメータになるのだと思っています。

そのように考えると、まずは自分の基本的な感情を知り、それとは違った感情を大げさに表現することで、聴き手に「感情」が伝わりやすくなるのではないかと僕は思います。

技術的な感情表現

そうはいっても、感情とは抽象的なものですし、また判断基準が自分ではなく聴き手に拠るところが大きいので、教える時も「もっと切なそうに!」とか言われても分からない時もあって、中々難しいですよね。

気休め程度ですが、技術的なことで「感情表現」ができる場合も少なからずあると思います。

まず代表的なのは「エッジボイス(ボーカルフライ)」ですね。
「あああああ・・・・」とブツブツさせながら出す声です。

平井堅さんなんかが多用するテクニックですが、バラードなんかのフレーズの入りの部分でこれを使うことで切なさがグッと増す気がします。
あまり使いすぎると気持ち悪いですけどね笑

あとは「子音」を強く出すとかですか。
T.M.Revolution西川貴教さんの歌い方が結構参考になると思います。
子音を強く出すことで、なんだか感情的に苦しく、絞り出したような声に聴こえます。ただプロが絶妙なバランスで使っているからこそ、そのように切なさを感じれるということもなきにしもあらずなので、あまり多用は禁物ですね笑

またキーの高い曲を歌っていると、発声的に苦しくなり、それが「切なさ」とリンクして伝わることもありますよね。

Mr.Childrenの桜井さんや、ゆずの北川さん、斉藤和義さんなど、割と男性に多い気がしますが。

割と「切なさ」「悲しさ」というのは、曲のキーによって表現できることも多いので、素人の方でもすぐにできてしまうことが多いと思いますが、難しいのは「楽しさ」ですね。

キーが高い方が勢いもあるし、元気な感じが出ると思いますが、キーが高いせいで発声的に苦しくなるので、その苦しさと相反する感情をどれだけ表現できるか、ということが課題になってくることも多いと思います。どんなに苦しくても顔に出さないという、いわば「演技」をするなど、「自分を騙す」ことで、上手く感情表現したいですね!笑

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感情表現が素晴らしい歌手

ここで、僕が「感情表現が素晴らしい」と思う歌手の方を述べていきます。

Mr.Children桜井さん

僕が桜井さんに感じる基本的な感情は「憂い」です。
何かもの悲しい感情がデフォルトの印象を受けます。

ただ桜井さんの場合、それ以外の感情表現の振り幅がとんでもなく広いと思います。
一辺倒に優しい曲や、嘆きや怒り、侮蔑といった感情をいとも容易く表現できてしまっている印象です。1曲ごとに感情がガラッと変わるため、アルバム全体で聴くと、本当に「人間臭さ」「人間らしさ」というものが伝わってきて、本当に感動します。さすがの一言です。

中島みゆきさん

この方もすごいですね。
僕はこの方に基本的な感情を感じません。

振り幅が広過ぎて、どの曲を聴いてもその感情がデフォルトに聴こえてしまうほどの印象です。
とんでもなく優しいと思った途端、激しく叱咤したりと、本当にびっくりします。歌う人が変わったのではないかと思うほどです。

井上陽水さん

基本的には「楽」を感じます。脱力系ですね笑

ただその感情が強く基本にあるからか、感情の起伏や変化が伝わりやすい印象です。
「おお、この曲の陽水さんはテンション高いな笑」とか「陽水さんがそんな切なそうに歌ったら、俺泣いてしまうよー!」みたいな感じです笑

振り幅があまりなくても、基本的な感情を強く印象づけておくことで、ちょっとした感情の変化を大きく感じさせることもできますよね。
陽水さんは振り幅も広いのに、基本的な感情の印象が強いため、強烈です。

いきものがかり吉岡聖恵さん

僕が彼女の歌い方がとっても好き、という個人的な好みもありますが、彼女は本当に朗らかに歌います。
楽曲が盛り上げる系の曲であれば、その「楽しさ」「嬉しさ」は天井知らずです。底抜けに明るい印象を受けます。上記でも述べた通り、キーの高くなるにつれ感情表現は発声的なこととリンクして「きつさ」に収束してしまうことがありますが、彼女はそれを微塵も感じさせません。

ただ楽しそうに、明るく歌うんですよねー。それがどれほど難しいことか・・・。

一つの感情が突出していれば、別の感情への振り幅がそんなになくても、際立って伝わります。黒子のバスケ風に言えば「光が強ければ影も深くなる」ということですかね。

おまけに彼女はバラードなんかでは、息まじりの声を多用します。これから切なさや儚さを上手い具合に感じ取れてしまうので、本当に聴いていて心地がいいです。

デーモン小暮閣下

これまた私の趣味です笑

閣下から伝わる基本的な感情は「自信」です。本当に勇ましい歌声です。それが自負からくるものなのか、演技によるものなのかは分かりませんが、力強いですね。

閣下がスゴいのは、「喜怒哀楽」だけでなく、割と高度な感情への振り幅までもが大きいことです。
「憂い」「叱咤」や「羨望」「皮肉」といった、いわゆる「ひねくれた」といいますか、そういった難しい感情までもが、的確に、如実に伝わってきます。また、幻想的な情景(景色)などのイメージを伝えるのもスゴく上手だと思います。

閣下に関しては幼い頃劇団に所属していたこともありますし、閣下のリアクションは少年のように豊かですので(笑)元々の人間性もあるのかもしれませんね。

 

といった具合に、もう誰も聴いたことがない人がいないぐらい、かなりメジャーな歌手の方を述べてみました。「感情表現」に着目して、もう一度聴いてみるとまた違った見方ができるかもしれません。

 

感情を感じない歌手

残念ながら、僕はプロの方にも感情を感じない歌手の方はいらっしゃいます。

これは僕だけかもしれませんし、ジャンプのマンガ「BLEACH」で「藍染惣右介」というキャラクターが言っていた「次元が違うと何も感じない」ということかもしれません。

また、感情表現は存在するものの、それ以上の歌唱力をただ「ひけらかしている」という印象を受ける方、基本的な感情として「ドヤ(顔)」という印象を受けてしまう方もいます。

技術的なことで満足して、慢心してしまった「成れの果て」といいましょうか。

ただそれには膨大な努力をした結果の「自信」であると思うのですが、閣下から感じる「自信」とは、またちょっと違って、少し嫌らしいんですよねー、僕の感覚的な問題ですかね笑

そう思えるようになるまでにたくさん努力をした結果、それが間違った自信になっているのかもしれません。
ただ僕自身も、そういった節があります。

現状でも課題が多く、まだまだだとは思っている反面、「これだけやってきたんだんだから、普通の人よりは上手いだろ」といういやらしい自信が顔を出す瞬間があるのです。

本当にそれは危険な思考だと思います。

「歌うこと」自体が好きでやってきたのに、人前で歌う時には「これだけやってきたんだから・・・」という一種の「ひけらかし」の機会になっているのではないかと、不安になります笑

ちゃんと自分を律しないといけませんね・・・。

というわけで、今回は「感情表現」に対しての、僕の意見を述べさせていただきました。

こうしてアウトプットすることで、自分の考えていること、思っていることが明確になっていいですね!
皆さんの参考になればまたさらに幸いなんですが笑

ちょっと独りよがりな持論を展開してしまいました!反省はしていません!では!

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