デーモン閣下からライブMCを学ぶ。
2022/01/19
ライブをする上で必ず必要になってくるもの、それは
MC
ですよね!ベシャリでございます。
その役割は「盛り上げる」ことや、対バンなどにおいては「自分たちを印象づける」こと、「笑いを取る」「緊張を和らげる」「演奏とのギャップを演じて好感を得る」等々あります。
とはいえ、
もくじ
ライブのMCなんて適当
何を話せばいいのやら・・・
MCのネタが思いつかない・・・
MCより曲の演奏でしょ
うちらのバンドの雰囲気じゃ、逆にMCとか邪魔
という方もいらっしゃると思います。
そのMCについてですが、今回は……いや、今回も…
僕が崇拝しているデーモン閣下が懇切丁寧に解説してくださっております!!
ほんと最高やで閣下!!
http://youtu.be/M7C14GOlOIY
こちらです。
そもそも「MC」とは、何の略なのか。というところから入っていく閣下、さすがです。
「MC」とは
Master Of Ceremonies
の略であり、
ステージのマスター(進行役)である。
ということを述べられています。
これからはその進行、「MC」について重要な点が述べられていきます。
ペース
「MC」を務める人は、自分たちのペースを作り、かつ相手(リスナー、お客さん)を自分のペースに持っていかなくてはいけないということをおっしゃっています。
曲に応じてリスナーが感じている「自分たちがどうすればいいか」ということを、事前にこちらから伝えておく(盛り上がって欲しい場合に「この曲で盛り上がりましょう!」とか、バラードの時には「それでは、聴いてください。」等のテンションをこちらから提示する)事で、相手を自分たちのペースに乗せたりすることができ、自分たちのやりやすいようにライブをコントロールできてくるわけですね!
4要素
皮肉
相手の自尊心をくすぐることで、反抗心や負けん気を促進させる。
脅し
相手に対し、自分が満足しなかった場合の話をする事で、相手の不安感を煽る
(アマチュアではあまり使えない。)
おだて
相手を気持ちいい気分にさせることで、こちらの要求を受け入れやすくさせる
泣き落とし
相手の同情を故意的に誘う
閣下もおっしゃっていますが、手口はさながら「訪問セールス」のようですね笑
こういう話を聞くと、閣下はどの分野、例えば営業なんかでもものすごい成績を収めたのではないかと思ってしまいます笑
お客さんが喜びそうな話題をピックアップする
これはプロのアーティストの方もやっていることが多いですが、「地方に合わせた話題を提供する」ということですね。
ご当地グルメから、名物スポットなんかの話題を振ったりされますよね。
閣下は「ご当地CM」を「どこでも言える」とおっしゃっていましたが、そのリサーチ力、努力、着眼点も見習いたいものです。
このテクニックは海外でも使えるようですね!笑
切り札
各地方によって異なりますが、これ以外に使える「切り札」を用意しておく、ということですね。例として、閣下は大阪のミサの際には「東京を引き合いに出す」ということをしているようです笑
こちらはクイズの内容でしたが、上記動画の6:28辺りで、中尾ミエさんが正解肢を回答されている時のデーモン閣下が、引きのアングルでも分かるぐらいの表情でしたね笑
そして番組は終盤、「今日の一言」のコーナーに移ります。
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今日の一言
ここでの閣下の一言、それは
「リハーサルでは自分が世界で一番下手だと思え。ステージの上では自分が世界で一番偉いと思え」
その後閣下は「リハーサルの段階から自分が上手いと思っているやつは伸びない、もっと頑張らなきゃ、という気持ちでいかないと」とおっしゃり、逆に「アマチュアによくいるが『ちょっと練習不足で、間違えることもあると思いますが・・・』みたいに言われると、聴く気がしなくなる。たとえ本当に下手であっても、ハッタリが大事」とおっしゃっています。
その後閣下は「曲自体を盛り上げるMC」の例として、イントロにセリフを入れた「STAINLESS NIGHT」を披露されます。
MCをおろそかにしてはいけない
僕も数年前バンドを組んでいましたが、そこで対バンする人たちや、僕自身でさえ「MCはテキトーで」という気持ちでした。
僕は「それなりに大丈夫」という慢心していたり、他の人たちは本当に「MC苦手なんで・・・」とか言う人もいました。
ただ、今回の閣下の講座でそれがなんともったいないことであるかということを痛感しましたねー。
やはりアマチュアとプロでは「リスナー」自体が、自分たちを知った上で来ているかそうでないか、という違いはありますが、聖飢魔Ⅱだってアマチュアだった頃があるわけですし、その集大成の一部をこうして公開された閣下には本当にありがたく思います。
今後もし、バンド活動をする時には、綿密にMCを考えて臨みたいものです。
他のヴォーカルと差別化を図る
「MC」という仕事は、バンドもしくはヴォーカルに委ねられることが多いですよね。
そしてヴォーカルは他の楽器を持って演奏する人たちよりも「手軽」で「簡単」だと思われることは多いですよね。それ故に相当数の「ヴォーカル志望」がいるわけです。
僕はこの「MC」について考えるというのも、数多のヴォーカルと差別化を図る術としてとても有効だと思いました。
「この人のMCは面白い」「この人のMCだと、自分たちの演奏がやりやすい」
そう思わせることのできるヴォーカルは、他のヴォーカルよりも需要が高まるだけでなく、リスナー、お客さんにとっても、バンド自体の好感度が上がる事に他なりません。
MCをおろそかにしているバンド、ヴォーカルさんや、MCについて考えている方にとって、この記事が参考になれば幸いです。
僕も勉強しよー!
それにしても閣下・・・
偉大すぎるよ!
それでは!