ロジャー本2周目始めました。
2022/01/19
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ボイトレをしている方なら上の表紙はもうご存知なのではないでしょうか。そう!
もくじ
“歌う力”をグングン引き出す ハリウッド・スタイル 実力派ヴォーカリスト養成術
略して
ロジャー本
です!
・・・略じゃないですねwww
この「ロジャー本」というのは、著者の一人である「ロジャー・ラヴ」というボイストレーナーの方からきています笑
この本は昔からボイトレ関連の書籍にしてはめちゃくちゃ有名なんです。
僕自身も以前から所有し、一度はトレーニングしましたが、
当時は効果を感じる事ができませんでした。
「効果がなかった練習」の一つに加えようとしていた。
前回
今までにやった「効果がなかった」と思う練習
という記事を書きましたが、僕はこの超有名なメソッドである「ロジャー本」を、こともあろうか「効果がなかったと思う練習」の一つに入れようとしていたのです。
とは言っても、当時の僕は
・高音を張り上げていた
・喉に力が入りまくっていた
という根本から間違えていた挙げ句、中途半端に高音が出せる事で変なプライドも邪魔して、張り上げの高音でこのメソッドに取り組んでいました。
そりゃぁ効果がないはずですよ笑
やはり先日述べた「効果がなかったと思う練習」の中には、僕の過失が原因であるものもあるのだと思います。
そしてこの「ロジャー本」は、まさに僕の過失が原因で効果がなかったのではないかと思いました。
きっかけは木田さんのブログ
きっかけはTwitterやブログ等でお世話になっているボイストレーナーの木田さんのこちらの記事です。
ボイトレ本で独習される方に!ちょっと役立つ?情報 ロジャー本編
こちらには「ロジャー本は“ミドルボイスを強く出せる練習”に重点が置かれている」とのことです。
ロジャー本を30周した木田さんがそう言うのです。
これってまさに僕が今悩んでいることそのものなんですよね。
にもかかわらず、「効果がなかった練習」に追加してしまうのは早計かもしれない。
そう思ったわけです。
当時と違う感覚
そう思ってから何年かぶりに取り組んでみた「ロジャー本」。
20分程度のレッスンが収録されているのですが、実際にやってみると、
当時とは全然違う感覚でびっくりしました笑
やはり昔は張り上げていたんだなーと痛感しましたし、ブリッジ(換声点)をそれなりにスムーズにまたぐ事ができました。
また、先生が「ミドルからチェスト〜♪(音源では英語)」と言いながら音程を下げるような箇所も、しっかり意識してミドルからチェストに移行できるようになっていたのにはテンションが上がりました笑
しばらく風邪をひいていたので、2週間ぶりのカラオケだったということと、ウォーミングアップのつもりが、おもしろがって同じレッスンを何度もリピートしてやってしまったので、歌の時にはもう既に疲労感がありましたが、以前とは全然違う感覚を得られるようになっていたのには本当に驚きました。
やはり本に書いてあるレベルと、自分のレベルが均衡しないと、本当の意味は理解できないというか、感じることが違うなーと痛感しました。
自分が今どの段階であるのかをしっかりと判断できる謙虚さを持つことって、すごく重要なことだと思いました。
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やり過ぎ厳禁
この「ロジャー本」ですが、上記で引用させていただいた木田さんの記事にもあるように
・お手本のボイストレーナーの方の声が完成されすぎている
・ミドルボイスを強く出せる練習に特化している
という点から、どうしても成果を得たい(と錯覚したいということも含む)がために、無意識に声を固くしてしまいがちになるそうです。
木田さんは上記の記事でこの「ロジャー本」のメソッドに対し、声の柔軟性を得るためのエクササイズを並行して行う事を推奨しています。
書籍で言えば「YUBAメソッド」のようなエクササイズですね。
ロジャー本に付属しているCDの音程を使って出す声の母音や子音を変えるだけですので、他のメソッドを買ったりしなくていいのでお手軽ですね笑
どれか一つの要素に傾倒しすぎない、バランスが大事
理想的な声は、どこかに偏って力を入れるようなことはしないことが大事ということを、最近よく思います。
それを練習量などの段階からバランスを考えて取り組むことも、理想的な声を手に入れるための近道なのかもしれません。
たしかに、僕自身一つの要素に集中したトレーニングでは、あまりいい成果は得られなかった事が多かったです。
「引き下げ筋だけを鍛える」とかですね。
なので今後は練習自体の「バランス」を意識して、今後ボイトレに取り組んでいこうと思います!
今のボイトレメニューも変えようかな!!では!
引用元
ボイストレーナー木田圭一さんのサイト K VoiceTraining Lab
紹介書籍
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