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ビブラートは練習しない方がいい!?

      2022/01/19

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みなさんは

ビブラート

というものをご存知ですか?

とはいえこのブログをご覧いただいている方々はそれを聞くのは野暮かもしれませんね笑
一応Wikipediaでは

演奏・歌唱において音を伸ばすとき、その音の見かけの音高を保ちながら、その音の特に高さを揺らすことである。

逆によく分からなくなりましたね笑

まぁ、ビブラートというのは

声を揺らす事

ということでいいんではないでしょうか。

 

ビブラートの種類とそのやり方

ビブラートには様々な種類がありますが、テレビとかで見ると、歌手の方でも2〜3種類ぐらいのビブラートのやり方があるような印象を受けます。
僕が以前調べた限りでは、

 

音程の上下でかけるビブラート

まずは音程の上下でかけるビブラート。
ロングトーンで出す基準の音と、その音より半音〜数音下(または下)の音を交互に出す事でビブラートを作ります。
「ド」の音のロングトーンの場合、その下の「シ」の音や、上の「レ」の音を交互に出す、といった感じでしょうか。

喉仏が小刻みに動いたりするようですねー。

 

喉をコントロールしてかけるビブラート

喉を上手にコントロールしてかけるビブラートです。
こちらも喉仏が小刻みに動いたりします。

 

顎でかけるビブラート

アゴをガクガクさせてかけるビブラートです。
歌手の方でもたまにいますよね。
見た目的にもちょっと・・・といった感じですが、アゴを意識しない、例えば喉をコントロールして出すビブラートの場合でも、アゴがガクガクしてしまうことがあるようです。

 

顔全体を使ったビブラート

顔そのものを小刻みにふるわせて出すビブラートです。
GLAYのteruさん、レミオロメンの藤巻さんが使っているのを見た事があります。

 

息の調節でかけるビブラート

横隔膜を上手に使って、息を調節(音量を調節)することでかけるビブラートです。
このビブラートをかけていると、笑っているときのようにお腹が振動しています。

 

自然にかかるビブラート

特にどこも意識せずにビブラートがかかる人もいるようです。
ただその中にはコントロールができない「勝手にかかってしまう」人もいらっしゃるようですねー。

 

鋼式ビブラート

http://youtu.be/PPSNMyh3rps

ニコニコ動画で活動されている歌い手さん「鋼兵(こうへい)」さんが出したボイトレ教材の一部だそうです。
これは「揺らす」という考えではなく「母音を連続させて発声する」ことでかけるビブラートについて解説されています。

「あーーーーー〜〜〜〜」ではなく、「ああああああああああああ・・・・」という感じに捉え、呆れた時に出す「あ〜あ・・・」を連続して出す感じでしょうか。

 

ビブラートとは一口に言っても色々あるんですねー。
ただ、どの歌手がどのビブラートを使っているか、というのは僕ではよく分かりません・・・。
そもそもそれを意識してビブラートをしているかどうかも分かりませんしね笑

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ビブラートは練習しない方がいい??

さて、ようやくタイトルのお話になります。

ここまでビブラートについて色々と書いてきましたが、僕は

ビブラートは練習しない方がいい

と思っております。

こちらも右の「僕のバイブル」欄にある広瀬香美さんのボイトレ本に書いてあったのですが、

自然な発声ができてくるようになれば、ビブラートは自然とできるようになる。

ということらしいのです。

それはすなわち

ビブラートが自然にできるようになってきた=自然な発声ができるようになってきた

という目印でもあると思うんです。
その目印を自分から分からなくしてしまうのは、中々もったいないなーと僕は思います笑

 

僕自身、音源をあげていると、ビブラートについて褒められる事が増えてきました。
ただ、僕はビブラートに関して一切練習したことはありません。

それでもビブラートに関して評価いただけるということは、僕の発声が少なくとも昔よりは改善されたのではないかと思っています。

 

採点による弊害

よく「採点」される方はご存知だと思うのですが、採点の基準の一つに「ビブラート」の項目が存在します。
むしろ、「ビブラート」という言葉を専門用語の枠から外した要因が「採点」であるようにも思います。

そしてこの採点におけるビブラートは

採点に大きく影響してしまう

という一面を持ちます。
同じ曲でも、ビブラートの有無で点数が大きく異なるんですね。

それを知って知らずか「ビブラートのやり方」なんかを調べる人が多い気がします。

ビブラート以前に、点数向上のために改善する点(自然な発声を身につける事等)があるにも関わらず、目先の点数を意識してしまって、小手先の技術を学ぼうとは、僕自身思ってほしくありません。

それは歌が上手くなりたいのに、自分から回り道をしているようなものだと思います。

ビブラートよりも、もっと根本的な向上をしてほしいと思います。

では!

 - 歌のこと